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よっぱ、酔っぱ。ただの酒飲みでよっぱなヲイラの戯言です。

1000V 1分間と1200V 1秒間

Category : PSE 法(電気用品安全法)

謎が深まる絶縁耐力試験で、本日の決算行政監視委員会での質疑について書かれている。

【ここから続き】

技術基準としてAC1000V/1分 が採用され「同等以上」として、AC1200V/1秒が承認された根拠についての内容。

メール公開で紹介しているメールの中で

何故AC1000Vなのかは、元々はIECの国際規格から来てる様ですが、未だその根拠は不明です。


AC1000V1分がAC1200V1秒と等価と言う事に関しては、未だ該当情報を探し出せてませんが、そういう換算が有るのだと思います。


と記載されている。

AC1000V/1分 が採用された理由については、4月20日頃経産省に確認した際、
「旧法から引き継いだものであるので、現状即答はできない」
との回答があった。

AC1200V/1秒が同等以上ってのは昭和43年に当時の通産省から「電気用品取締法の一部改正について」との局長通達が出されているとの情報を得ている。これは、それまでAC1000V/1分 だった検査について、メーカーから生産性を上げる為に要望があり承認したものらしい。

本日の質疑でこんなやり取りがあった。(かなり笑える…。)

決算行政監視委員会(←.wmvファイルへのリンクです。)

川内議員

1200V 1秒が1000V 1分と同等であると示す根拠文章を教えて頂きたいと思います。

迎審議官

経緯的に申しますと電気用品安全法の前身である電気用品取締法が昭和37年に施行されておるわけでございますが、その際に絶縁耐力試験というのは1000V 1分間というようなものでやってくださいと言う様な事でやってくださいと決めておったわけでございますけれど、一方で生産ラインで早期に検査をしたいというような需要もございまして、これは日本のみならず海外でもそのような要請に基づいて世界的に1200V 1秒という風な基準で同等な有効な試験が行え得るという風な知見があったわけでございまして、そういうものを汲んで昭和43年に省令を改正いたしまして、その際に同等以上の試験というのをやってもよろしいという風な事を定めたわけでございます。且つその時に通達の中で1200V 1秒というのは1000V 1分と同等以上と認めると通達した記憶がございます。

川内議員

その通達を見せてくださいと私もこの前から言ってるんですけど、未だお見せ頂け無いので是非見せて頂きたいと思いますが、電気用品取締法時代に出した通達が電気用品取締法が無くなり電気用品安全法になって以降も、その通達は生きてるんですか。法的にどうなんでしょう。

迎審議官

今のは、そのような経緯がございまして昭和43年以降も相当な年月が経っているわけでございますけれど、言うなれば電気用品の製造の検査方法として、1000V 1分間と1200V 1秒間とが同等であるという風な認識が業界及びこの世界に於いては常識になっていると。従って新しい法律に基づく省令に於、同等以上と書かれた場合に、それも含まれるというのは当然の解釈であると、こういう理解に皆達しているという事であると考えているわけであります。

川内議員

政府が法令をこのように書いてらっしゃるわけですから同等以上と、法の運用について業界の常識なんですとか説明になるととても思えないです。政府としてこういう文書があるから1000V 1分と1200V 1秒は同等なんだと政府としてオーソライズする文章を電気用品取締法下における通達をお見せ頂きたいということを申し上げておきたいと思います。



っで、なんで川内議員が、
「その通達を見せてくださいと私もこの前から言ってるんですけど、未だお見せ頂け無いので」
と発言するほど経産省が提出しないのか?って事も含めて通達をずっと探していた。すると経産省の情報公開窓口でこんな情報入手。

通達については通達を出した時点でどれぐらい保存するのかを決めるよう「行政文書管理規定」って内部文書で決められているらしい。保存期間は最長が永年保存。その次は30年保存。但し重要と認められれば5年間延長され35年保存になる場合もあるらしい。それ以降は適宜保存ってな事。

昭和43年の通達なので35年保存であっても3年前に廃棄されている。つまりは存在しないから提出したくてもできないって事のようだ。

全国の図書館検索を京都市図書館でお願いしたが、古い通達は無いらしい。某電気メーカーにもし見つかれば頂くようお願いしている。後は国会図書館の「通産省広報」って書籍に存在しているかどうかぐらい。

まぁ珍答迷答でごちゃごちゃ理由つけるんだろうけど、電安法の省令に対して有効な通達で無い場合は、大手メーカーのほとんどは電安法違反になるし、経産省が違反行為を示唆していたって事になるのかな。

それ以前に「安全を確保する」一番大切な検査に関する通達を廃棄していたとするのなら、安全確保なんて廃棄するぐらいの重要性でしか無いって事なんだな。

びしばし追求して欲しいですね。

コメント

鶏と卵の関係

メーカーの試験の根拠は法律だし、法律の根拠はギョーカイの常識で
「鶏と卵の関係」ですね。
越後屋さんと御代官様、「おぬしも悪よのう、ふっふっ」

ギョーカイの常識というのは、技術の進歩で変わるでしょうし、
まずもってメーカー側の都合を述べているわけで、
それを根拠に法整備をするのであれば、
官民が癒着しているのでそういう風に法律を作りました、
国民の安全を考えてのことではありませんと公言しているわけですね。

はたして1000V1min.または1200V1sec.の絶縁試験で合格すれば、
安全であるという科学的な論文は存在するんでしょうか?
つまり、100V10yearsが保証できるという科学的根拠の有無です。
それが無ければ、ギョーカイの迷信ということですよね。

  • 2006/04/26(水) 07:39:05 |
  • URL |
  • 名無しの権兵衛さん #SFo5/nok
  • [ 編集 ]

名無しの権兵衛さん

> はたして1000V1min.または1200V1sec.の絶縁試験で合格すれば、
> 安全であるという科学的な論文は存在するんでしょうか?

存在しないでしょうね。
電気用品における安全の中には使用状況も大きな要素ですし、仮に出荷前の検査で合格したとしても、それはその時点の検査でしか無く、未来永劫を約束するものでは無いはずです。ってか無理ですよね。
ですから安全を約束するものでは無く、あくまで設計どおりに製造されている事を確認するだけのものだと思います。

  • 2006/04/26(水) 17:07:53 |
  • URL |
  • naka #upkHALyQ
  • [ 編集 ]

型式試験とルーチン試験との違いについて

nakaさん。
この点ちょっと誤解があるようですので、私の掲示板
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
の4009と4013で、ちょっと詳しくかかせていただいたのですが、この二つの違いは、前者がType Testと呼ばれる型式試験、後者が、メーカーの製造ラインの最終に行われるRoutine Production Testと呼ばれるルーチン試験であり、前者の試験が1分であり、後者の試験が1秒であるということなのですね。
これは、国際基準であるIEEE基準で決まっており、これの日本版が、たとえばオーディオ機器などについては、J60065(H14)基準で決まっているということですね。
更にいえば、この後者のルーチン試験については、従来、付属書Nに「参考」という位置付けで記載されていたのですが、電気用品安全法施行規則別表第三「検査の方式」のなかの「絶縁耐力については一品ごとに、 技術基準において定める試験の方法またはそれと同等以上の方法で行なう」との記載があることから、この付属書Nを「同等以上の方法」とみなして、付属書Nの絶縁耐力試験の項目を本規格の付属書JA(規定)として入れ込んだというわけです。
昨年6月のサンフランシスコでの「IEEEpoep meeting」で、 Ethernetケーブルを使ってのDC電源供給問題についての論議がされた節も、この型式試験とルーチン試験の問題が俎上に上ったようです。
いずれにしても、どちらの方法も、国際標準に沿ったものであり、なんら問題は無いのですが、後者は、品質管理のためのものであり、その対象を全数にするのかどうかについては、メーカーサイドの裁量の余地があるようにも見えますが、イギリスなど、国によっては、原則全数対象としているところもあるようです。

  • 2006/04/27(木) 19:38:11 |
  • URL |
  • Sasayama #vIXFS59k
  • [ 編集 ]

Sasayama さん

はじめまして。僻地までお越し頂きありがとうございます。
活動開始直後より、掲示板は何度も拝見しております。

さて頂戴しましたコメントについては、新規エントリーで取り上げさせて頂きました。
【謎の絶縁耐力試験】
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-294.html

お時間のある時にでも、ご回答頂ければ幸いです。

  • 2006/04/28(金) 00:24:11 |
  • URL |
  • naka #upkHALyQ
  • [ 編集 ]

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