Category : 京都市景観政策
京都市景観政策No7で書いた世論調査、京都新聞が実施してくれました。GJ!
【ここから続き】
正直な感想。ほぼ思っている通りの結果かな。
社説でも書かれているんだけど「美しい景観のまちにしよう」について反対する人はほぼいないと思う。だから概念としての政策は支持されて当然だと思う。ただ約半数の方が規制案等の詳細を理解されていないのであれば、支持数も半分では無いのか?規制案の内容を理解されたとき同じ支持数だとは思えない。
やはり行政からの説明により十分浸透しているとは言い難い状況なんだと思う。2月20日開催の2月議会で審議されても、その審議内容がどれほど伝わるんだろう。本庁、区役所等でモニター傍聴できるとしても、ほんの僅かな方たちだけ。議事録は半年後。
となれば、やはり行政が可能な限りの情報を迅速に公開し、説明を尽くす事が必要だと感じる。
景観課に「50年後・100年後のビジョン、京都の姿って具体的に何ですか?何処を見れば載っていますか?」って問合せしたんだが、「素案・見直し案に記載されているもの、あるいは景観政策によって実現されるものが50年後・100年後のビジョン、京都の姿です」って答え。
ビジョン→規制 って流れだと思うんだが、どうも規制→ビジョンって流れにしか思えない。又「政治生命をかける」とされている桝本市長の脳内に存在するであろうビジョン、姿をどこまで京都市民が共有できているのかも謎である。
電話で応対していただいた方は、凄く丁寧に説明して頂いた。「景観政策は今後成長し変化していくものです。その第一弾、あるいは叩き台とお考え頂ければ」との説明は大変わかり易かった。個から個への説明では無く、行政から全市民への説明を今後どれだけ行えるのかにかかっている。2月議会ありきでは無く、全市民に説明を尽くし、誰もが納得できる時まで、ほんの少しだけでも先延ばしすべきと感じる。
まぁ、市議会選挙の大きな判断材料にするには「今」なんだろうけどね。
それ以外の本日掲載記事
2007年02月15日京都新聞京の夜 彩る色は 景観保全向け調査 京都市が指針策定へ
京都の夜景や町並みにふさわしい色はどんな色?-。京都市は新年度から、京の町並みに合った建築物の外壁やライトアップ、繁華街のネオンなどの色を探り、色彩から景観保全するガイドラインづくりに着手する。「京(みやこ)の色研究事業」と名付け、14日発表した新年度予算案に経費を計上。学識者や建築家らの研究会もつくり、ガイドラインに基づく行政指導も行うという。
市が来年度に早期導入を目指している新景観政策で、建築物の主に外壁の色を、色相・明度・彩度で数値化した「マンセル値」を用い禁止色を指定した。しかし、完全に望ましい色までは示せず、特に、夜景の色規制には踏み込めなかった。
しかし、一部の繁華街ではピンクなど派手な色の照明が目立ち、企業や各家庭のイルミネーションが流行していることから「夜景も含め、市が京都の町並みにふさわしい色を市民に具体的に示す必要がある」として、地域に応じた色彩基準をつくることにした。
市都市計画局によると、建築物の外壁の色彩を、三山の山すそでは「自然調和型」、町家など中心市街地の「伝統的町並み型」、オフィスビル群の「沿道型」などに区分けし、その地域に合った最も望ましい色彩を提示する。
夜景も、新景観施策で示した建築物の禁止色を基準に色や照度、点灯時間などの基準を検討し、落ち着いた夜景を演出できるような色彩に誘導していくという。
市都市計画局は「京都タワーを中心とした夜景は落ち着いているし、五山の送り火の際、夜景が明る過ぎては情緒がなくなる。望ましい色、光を示す、多くの市民に納得してもらえるガイドラインを示したい」としている。
- ■マンセル値
- アメリカの画家で美術教育者のマンセルが、色を数値化するため考案。色相(種類)を数字とアルファベットで、明度と彩度を数字で示す。例えば鮮やかな赤色は「5R4/14」と記し、「5R」は色相、「4」は明度、「14」は彩度を表す。
2007年02月15日京都新聞「社説」「京都市予算」新景観政策の理解を広げよ
注目されるのは100年後を見据えた新景観政策で、「政治生命をかける」との言葉に決意のほどがうかがわれよう。
景観政策全体で36億円の事業費を組み、このうち新政策には7億2000万円を充てた。規制に伴い不適格となる分譲マンションへの手当てとして、建て替えのための融資制度創設や修繕に際してのアドバイザー派遣のほか、町屋の買い上げなどを盛り込んでいる。
美しい景観のまちにしよう、という方針に異を唱える人は少なかろう。京都新聞社が市民を対象に行ったアンケート調査でも、「京都らしい景観を守る必要がある」との回答が9割を超えた。
要はどう実現させるかだ。修正されたとはいえ新政策案は、建物の高さやデザイン、屋外広告物など全国で最も厳しい規制を設けている。
規制したから、すぐに景観が守れるというわけではあるまい。私有財産を制限することもあり、市民と一緒に取り組んでこそ可能だろう。ところがアンケートで8割が規制に賛成し、7割は規制を受け入れるとしながら、政策案の内容をよく知らない人が半数にのぼった。
市民への理解を広げることが肝要だ。併せて、100年後といわず近い将来、どういう京の姿を思い描いているのか、具体的なイメージを示す必要があろう。
2月市議会では、予算案や新政策案に伴う条例化の審議の中で、このあたりもしっかり議論してもらいたい。




