Category : 京都市景観政策
17日付けの京都新聞で下記の記事が掲載されていた。【ここから続き】
07年02月20日京都新聞京都市の景観政策「高さ規制、反対多い」市募集の市民意見576通 住民団体が独自分析 「情報操作」と批判
建物の高さやデザインの規制を強化する新景観政策の導入に当たり、京都市が昨年末に募集した市民意見について、マンション住民や事業者らでつくる「暮らしやすい京都の住環境を考える会」(中田英二理事長)は19日、情報公開請求で取り寄せた全意見を独自に分析した結果をまとめた。副理事長の白浜徹朗弁護士が市役所(中京区)で説明し、「実際は高さ規制に反対の意見が多い。市はもっと慎重に対応すべきだ」と訴えた。
新政策素案への意見が576通、延べ1410件の意見が寄せられたが、弁護士によると、高さ規制に関する意見では、232通が反対で賛成派103通、デザインや屋外広告の規制も反対が賛成を大きく上回った。
このほか、住居が既存不適格になるなど生活に直結することに不安が目立つといい、「市はこうした不安の声を封殺し、意図的な情報操作をしている」と批判した。
これに対し、市都市計画局は「1通の文書の中にもいろいろな意見があり、一概に賛否の割合は言えない。意見を踏まえて(修正案を含め)対応を示しており、不安に対して今後も説明を続けていく」としている。
京都市景観政策で「行政にとって都合の良い意見だけを公開し、見直し案作成するって事もできるわけで。」って書いたんだけど、そんな疑いがやっぱり出てきたわけだ。
記事の白浜弁護士は以前考える会さんの掲示板でこんな意見を書かれていた。
京都の景観を考える会 掲示板本当に多数が賛成しているのでしょうか / 白浜
下記の日経の記事によりますと、1か月で締め切ったパブコメが1410件との発表ですが、よく読みますと、意見書は576通ということです。意見や質問の数は1410件ということですから、一つの意見書で複数の意見があったとのことでしょうか。よくわからない発表ですね。なぜ2倍以上に増えるのでしょうか。
どういう数え方をしているのか説明がないと問題だと思います。
高さ規制については、369件の反対意見があったとのことですし、屋外広告物規制については298件の反対意見があったということです。576通を母数とすれば、過半数が反対ということになりますが、1410件という趣旨不明の数字が母数となることで、26%しか反対していないということになってしまっているようです。しかも、どういうわけか、建築擬装問題とのセットでの発表だったようで、1社しか報道していません。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070125c6b2502q25.html
私は、この問題は、実際に自分の住居がどうなるかということについて、よくよく考えないと反対意見にはつながらないものですから、1か月で締め切っての上記反対意見ということであれば、かなりの人が反対しているということが言えると思います。ましてや広告規制については、前振りなしのいきなりの規制ですから、その中で300件の反対意見があったということは、反発がすごかったと評価できるように思います。
今度、個人的に、情報公開請求を行っているのですが、京都市は、上記パブコメの提出者の中に京都市職員が入っていることを否定できませんでした。京都市職員が意見を述べているのであれば、自作自演となってしまいますが、どれだけの職員が意見を述べているのかは、実際にパブコメに触れてみないとわかりません。
従って、京都市の発表だけでは、市民の意見の実態はわからないのではないかと個人的には思っております。
それにしても、京都市による発表前に情報公開請求して本当によかったと思っています。
景観局が「1通の文書の中にもいろいろな意見があり、一概に賛否の割合は言えない。」と言っても、それをどう集計したのかは全くわからないんだから。疑われる部分があるって事自体、問題だと思うけどな。個人情報以外の全てを公開すれば一番わかりやすいのにね。
ヲイラが書いたパブコメはどこにまとめられたんだろうね…。




