Category : 幾松 (いくまつ IKUMATSU)
昭和32年以前*1の地権者*2であった「ファッションスクール」の方とお話をする機会があった。*1 正確には33〜34年頃らしい。ってのも幾松の創業者が京都(違う場所)に来られたのが昭和32年。それから現在地を購入、登記手続等があり手続き完了時期は異なる為。)
*2 2005/12/06 訂正します。地権者は別の方で「ファッションスクール」は店子です。
一番印象に残ったのは、
「住んでいた頃と同じだったのは、いくつかの襖の金具だけです。それ以外は全てはじめて見るものばかりでした。」
って話。
【ここから続き】
「ファッションスクール」の方、仮に「Aさん」としておきましょうか。数年前「Aさん」は、知り合いとの飲食で旅館幾松を利用されたそうです。
「Aさん」ではなく、知り合いの方が予約されたとの事。
旅館幾松さんでは、お客さんを「幾松の間」に案内し色々な話を説明するサービスがあるそうです。その日も「Aさん」は知り合いの方と一緒に「幾松の間」に案内され、さも事実であるかのような話を聞かされていたそうです。
創業180年であるとか、
昭和32年が明治23年だとか、
幾松が暮らしていた部屋を"そのまま"保存しているとか、
吊り天井や抜け道の話とか、
各界の名士32名の寄せ書きが天井に残る小松宮殿下が愛した茶室だとか…。
昭和32年までそこで暮らしていた「Aさん」にしてみれば、
「???????」
「ここはどこ?私は誰???」
状態だったようです。
そらそうでしょ。考えてみてください。
自分が暮らしていた家、時間と全く違う内容の話が事実として、自分に伝えられているんですから。
突然
「以前火星でお会いして以来ですね。いやぁ〜お久しぶりです。お元気でしたか?土星で暮らしておられるご両親はお元気ですか?」
なんて真顔で話されているのと、なんら変わりませんよね?(w
しかも、マスコミ、大手旅行代理店等が一緒になって、事実として情報を流しているんですし、周りにいる方はその話を感動して聞いているんですから。
一通り話を聞き終わった「Aさん」、その話をしていたお店の方にこう告げたそうです。
「あの…。私昭和32年までここで暮らしていた「ファッションスクール」の「A」です。」
幾松さん
「…。」
「……。」
「………。」
長い沈黙。
「……………。」
「……………………。」
暫らく重い空気が流れたそうです。
っで幾松さん、無言で笑みを返したとか…。
^^;
まっそこで何らかの反論すれば事実で無い事が、他の方にも知れてしまいますし、下手に弁明する事もできませんよね。
何事も無かったかのように、ひたすら微笑む。
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これでもか!ってぐらいに微笑む。
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賢明な対応だったと思います。
その後、現在に至るまで「Aさんが」
「???????」
「ここはどこ?私は誰???」
と感じられた話は、日々繰り返し説明され続けているようです。
> 「Aさん」
いっそ火星に移住しますか?(w




